塾長紹介

名前:時光 正泰

妻と3人の子供がおります。その日の授業を振り返りつつ、焼酎はと麦茶割りの入ったグラスを傾けるのをこよなく愛しております。

座右の銘は「誰も見ていないんであります。」という駿台予備校での奥井師(東大でも教鞭を執っておられました)の言葉。ともすれば自意識過剰に陥りがちな青年に対し、世の大人は君たちのことなど全く心にかけてはいないんだよ。だから、人の目、世間体などを気にするあまり、判断が揺らぐなんてことは、愚の骨頂だ。恃む(たのむ)ことができるのは、己自身に他ならぬと心得ておきなさい。そして、将来の自分を作り上げるのは、いろいろと有形無形の助けを受けているにせよ、究極においては自分自身だと言い切れるようにならねばなりません。自己に対する責務感が、その人の倫理、道徳の土台となっているのです、といった内容を時に突き放すように、時にユーモアと愛情を交えて上記フレーズにこめておっしゃっていました。その良く響く野太いお声は、三十数年たった今でも耳にはっきりと残っております。

諸々の悩みを抱えている塾生、受験を控えた高三生には必ずこの話を聞かせます。
 

金光学園高等学校から東京大学理科Ⅰ類へ進学

6年間の海外駐在時、現地の友人とナナハンでマレーシア半島縦断ツーリングを果たしたのは、いい思い出です。趣味は将棋、サイクリング、ゴルフ、古今の学習参考書収集・研究など。高校将棋では県大会3位、大学将棋では関東古豪新鋭戦全勝。将棋に興味のある君、いつでも相手になるよ。

 

平成27年度のセンター数ⅡBは、力ある学生には得点差をつけ易い問題ぞろいでしたが、パターン演習に終始させられたボリュームゾーンの中位層には厳しい結果に終わりました。

昨今、わかりやすさを強調する耳に心地よい惹句が目につきますが、この科目の全国平均(39点)が物語るものはなんでしょうか。やはり、物事の本質はすぐにはわからないし、修得には時間がかかるという平凡な事実から目をそらしてはならぬということです。

良質な問題にひるまず取り組む思考力を涵養すること、当塾の目指すところの一つであります。